PT Exam Lab 解説ページ

高次脳機能検査や認知機能検査の基準値やカットオフ値、解釈について解説していきます!

行動記憶検査

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・リバーミード行動記憶検査(RBMT)

個人的に熱のある検査です。

MMSEやHDS-Rだけでいいのか?

整形外科が中心の回復期リハ病棟など、整形外科疾患+認知機能低下患者にはリバーミードをとってみることも重要ではないでしょうか!

 

日常生活に似た場面においての記憶を評価する検査法である。所要時間:30分でありスクリーニング検査として有用。歩行が出来、認知機能が低下している高齢者にとっては必要な検査かもしれない。

 

予定記憶(展望記憶)を評価できる検査です。

 

この検査の点数と日常生活の機能レベルと関連があることが報告されています。

RBMTの検査項目:

 姓名・持ち物・約束・絵・物語・顔写真・道順・用件・見当識

 

例えば、櫛を預かっておいて後で思い出せるか?や検者と同じような行動ができるか?というような行動などの記憶力を検査するものです。

 

基準値 合計点

   0-9:重度記憶障害

  10-16:中等度の記憶障害

 17-21:ボーダーライン

    22-24:異常なし

 

基準値 スクリーニング点

    39歳以下:SP 7/8,   SPS 19/20

    49-59歳 :SP 7/8,   SPS 16/17

    60歳以上:SP 5/6,   SPS 15/16

 

カットオフ値 合計点

    健常者 対 アルツハイマー病:13点/14点感度:98.8%、特異度:95.7%

    健常者 対 軽度認知障害  :16点/17点感度:100%、特異度:91.7%

 

カットオフ値 スクリーニング点

  健常者 対 アルツハイマー病:5点/6点 (感度:97.8%、特異度:95.7%

 健常者 対 軽度認知障害   :6点/7点   (感度:91.7%、特異度:95.8%

 

引用文献

https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1431901355

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrm1963/42/5/42_5_313/_pdf

https://ci.nii.ac.jp/els/contents110001862774.pdf?id=ART0002030005

https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1406901984

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15785034

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