PT Exam Lab 解説ページ

高次脳機能検査や認知機能検査の基準値やカットオフ値、解釈について解説していきます!

視空間認知機能検査(現在、2種類解説中)

 

f:id:Takuma_AI:20181113213858j:plain

これは非言語性の視覚性認知検査である。

失語症患者にも適応できる点が利点である。

施工時間は10分から15分と短時間で出来るのもよい点です。

60歳以上の高齢者のカットオフ値は24/25であり、これを境に知能低下の判断をします。(36点満点の検査です)

http://amcor.asahikawa-med.ac.jp/modules/xoonips/download.php/2008078789.pdf?file_id=3331

視覚性の認知検査なんですが、坂爪さんらの論文において、RCPMの課題解決には受動的な視空間認知的処理や構成動作の遂行手順のプログラムよりも、空間の形態をより能動的に構成する過程が必要であるとしています。

 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3161813  ←国会図書館から複写してもらってください

 

  • コース立方体組み合わせテスト

広く認知検査を分析する神経心理検査である。車の運転が可能かどうかを判断する材料の一つとしても使用できる。運転可能:93.5以上、運転不可能:82 とされている。この基準値の妥当性は低いのであくまでも参考程度にしてください。

後頭葉背側経路における視空間認知構成や前頭葉におけるメンタルローテーションなどの認知機能としても利用することがある。

コース立方体組み合わせテストの構成活動には①検査に対する意欲 ②積極性 ③予備的視覚的分析 ④見当付け ⑤具体的な空間操作 ⑥構成活動の全般的図式の作成 ⑦自己制御としている(鹿島,1987)。

神経心理学的アセスメント・ハンドブック [ 小海宏之 ]

価格:4,536円
(2019/1/30 14:27時点)
感想(1件)